キルトカフェホームお茶にしませんか道具・テクニック

No. 009 むら染めにチャレンジ

ファブリックアートのむら染め体験会というものに参加してきました。このファブリックアートのむら染めは、家庭でも手軽にむら染めができるということです。今回はその時の様子をお話ししたいと思います。

使用した生地は、おそらく国産のエイティスクエアーだと思われます。色は生なりでした。サイズは、1枚あたり約25cm×28cm。新聞紙の1/4よりも若干小さめのサイズです。あらかじめ水でぬらして、かるくしぼっておきます。全部で24色ある色の中から今回は基本の色6色(ブラック、グリーン、ブルー、チェリー、イエロー、マロン)を使って、6種類の染め方にチャレンジしてきました。

■サンドビーチ
色はチェリーです。単色の濃淡で染めてみました。まず、定着液で薄めた液を全体にぬります。次に紙皿に源液をぬります。布をくしゅくしゅとまるめてその紙皿の上をトントンとたたきながら源液をしみこませます。広げてみると砂浜のようにランダムに染めあがります。いかにも「むら染め」らしくできあがりましたが、やはり初めてということでちょっと遠慮してしまったようです。全体的に色が薄く、イメージとはかなり違ってしまいました。もう少し濃くて深みのある色をだしたいと思います。
fabrickart01
■パイン
色はチェリーとイエローの2色で染めてみました。まず、定着液で薄めた液を全体にぬります。そしてアコーディオンのように布を折りたたみます。イメージとしては、小学校の運動会の時にティッシュでつくったお花を想像してみてください。折りたたんだ布をさらに四角形になるように折りたたみます。筆を使って折りたたんだひだの4辺に濃い色の源液をしみこませ、かるくもみます。広げるとパイナップルの皮のように染めあがります。4辺にしみこませる濃い色の源液の量が少なかったため、広げてみてがっかり。まったくパイナップルの皮の模様のようになっていませんでした。どのように折りたたむかがポイントだったようです。
fabrickart02
■バンブー
色はブルーです。パインと同じように定着液で薄めた液を全体にぬります。そしてアコーディオンのように布を折りたたみ、輪ゴムを数ヵ所かけます。筆を使って折りたたんだひだの部分に濃い色の源液をしみこませます。輪ゴムをかけたところには色がしみこみません。輪ゴムをはさみでカットして広げると、竹の節のように染めあがります。今度こそはと、思いっきり源液をしみこませました。が、今度はしみこませすぎたようです。余分な水分をとるのを忘れてしまったようです。ちょっとぼやけてしまいました。
fabrickart03
■マリンスノー
色はグリーンです。まず、筆を使って源液そのものを全体におおざっぱにぬります。そしてその上に塩をまきます。ここで使う塩は、米粒大の大きさの塩です。塩を置いたところは色がぬけて、雪の結晶のように染めあがります。の予定でしたが、写真をご覧ください。どこが雪の結晶なの?という結果になってしまいました。広げてみると思ったほど色がぬけずに、雪の結晶とはほど遠いものになってしまいました。布が乾く間に色がぬけるということなので、もうちょっと布が湿っていたほうがよかったのかもしれません。
fabrickart04
■アンモナイト
色はチェリーとグリーンの2色で染めてみました。布を新聞紙の上に置いたまま、中央をつまんでぐるぐる巻いていきます。輪ゴムを2つ使って、十字になるようにかけます。筆を使ってひだになった部分に濃い色の源液をしみこませます。広げるとかたつむりのように染めあがります。これは成功。色も2色使ったのでなかなかおもしろく染めあがりました。むかしこんな感じのTシャツが流行ったのを思い出してしまいました。(笑い)
fabrickart05

色はブラックです。対角線にアコーディオンのように布を折りたたみ、端からくるくる巻いていきます。筆を使ってひだになった部分に濃い色の源液をしみこませ、かるくもみます。広げると太陽の光のように染めあがります。ブラックを使ってみたのですが、ブラックは色の入り具合が強いようです。全体がほぼまっくろになってまいました。真夏の太陽の光線のイメージとはほどとおいものになってしまいました。全体がぼやけてしまいました。
fabrickart06

以上、さまざまな染め方にチャレンジしてみました。これらはすべて、広げて乾かして終わりというわけではありません。ファブリックウォッシュという洗液を使って余分な染料を落とす作業が必要です。まず、あて布をしてスチームアイロンをかけます。次にファブリックウォッシュを溶かした洗液で振り洗いをして、余分な染料をだしてしまいます。10分ほどしたら、流水で色が落ちなくなるまで洗います。そして今度は80度以上の熱湯にファブリックウォッシュをとかした洗液で、再度余分な染料をだしきってしまいます。だしきったら、水ですすぎしぼります。そしてあて布をして、今度はアイロンをドライにしてかけて色を定着させて完成です。

さて、これでひととおり「ファブリックアートのむら染め」というものを体験してきたわけですが、たしかにこれなら家庭でもできそうだなと、思いました。しかしながら、その時の気温や湿度によっても染まり具合は左右されるでしょうし、好みの色をだせるようになるまでには、まだまだ練習が必要のようです。ポイントは、この染料は混ぜることができるので、「好みの色をいかにして作るか」になりそうです。

スターターキットを買ってきたので家でさっそくためしてみたいと思います。好みの色がだせるようになったら、ハワイアンキルトやシャロンのバラといったアップリケに使ってみたいですね。作品ができあがったら「いかがでしょうか」のコーナーでご紹介したいと思います。おたのしみに。

1999年05月29日

キルトカフェ 手芸の道具・テクニックにまつわるコラムです。
キルトカフェは2005年3月1日にオープンしました。