フィードサックとは、1930年代のアメリカで飼料袋として使われていた袋のことです。1930年代のアメリカで作られたものです。
大恐慌いわゆるブラックマンデー以来、人々は倹約をしいられてきました。暗い雰囲気を払拭するかのように、元気がでてくる柄や色が多いのが大きな特徴です。
化学染料ができ、それまでの染料ではだせなかった色が手軽にだせるようになりました。白一色だった飼料や小麦粉や砂糖を入れる袋に、カラフルでポップな柄をプリントするようになりました。
このようなポップな柄を使うようになってから、キルターたちの間でにわかに注目されるようになりました。飼料袋としての役目を終えた袋は、洗って縫い目をほどいて一枚の布になり、捨てられることなくキルターの手によってキルトとしてよみがえったのです。
現在では、小さなハギレにカットしたものをよくみかけますが、なかには、袋のまま残っているものもあります。さらにメーカー名の入ったラベルが貼られたままのものもあります。
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