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No. 002 あなたはいくつシンブルを持ってますか?
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コレクションシンブルを紹介している洋書があります。もちろん英語なので、辞書をひきながら調べてみました。素材は、石、木、角、ガラス、骨、べっ甲、皮、青銅、磁器、エナメル、金、銀、銅、鉛、象牙など、いろいろです。15世紀につくられたものから現在に至るまで、さまざまなシンブルの写真が、年代順にのっています。
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ページをめくってゆくと、19世紀ころから、素材に金や銀を使っているものが多く見受けられます。見事な細工がほどこされ、なかには、ターコイズや珊瑚、ダイヤモンドなど、宝石がうめこまれているものもあります。
陶磁器のシンブルには、鳥や花、風景などが描かれたものが数多くあります。あの有名なウェッジウッドのジャスパーシリーズのシンブルものっています。
当時は、誕生日や結婚記念日などの贈り物として、特別に注文したシンブルを、よく贈っていたそうです。シンブルだけでなく、シンブルをしまうケースとセットになったもの、はさみなどもいっしょになったソーイングセットなど、デザインもかなり凝っています。世界でたったひとつのシンブル。とてもおしゃれですね。
日本では、指ぬきといえば、リングのかたちをしたものが一般的ですが、欧米ではこのようなかたちのシンブルといわれる指サックが一般的です。ちなみに、私が集めているシンブルをここに紹介します。
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これは、誰もがご存じのあの故ダイアナ元イギリス皇太子妃のメモリアルシンブルです。先日、日本橋三越にて開催された「dar美術館所蔵、アンティーク・キルト展」を見にいったときに、一緒に併設されていたお店で、購入しました。金額は、1,200円でした。裏側に、「In Memory Of Diana, Princess Of Wales The People'S Princess 1961-1997」としるされています。
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これは、アニバーサルシンブルのようです。飛行機の下には、「50Th Anniversary Battle Of Britain」と記され、裏側には、「Never In The Field Of Human Conflict Was So Much Owed By So Many To So Few・・・Winston Churchill Commons Aug. 20Th
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2年前に香港で購入しました。価格は覚えていません。こまごましたものを置いてある雑貨屋さんで見つけました。おそろいのシンブルとケースのセットです。
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こちらも、同じく香港に行ったときに、購入しました。写真では、ちょっと光っていてわかりずらいのですが、パンダの絵が気に入っています。どの指にはめたらいいのかと思うくらい、サイズが、かなり大きいです。
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キルトの展示会を見にいったときに、併設されていたお店で、購入しました。4、5年くらい前になるでしょうか。手書きでかかれたハイビスカスの色違いが何色かあって、迷ったのを覚えています。裏側には、「Hawaii]とこれも手書きでかかれています。
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キルトをあつかうお店はもちろん、よく百貨店などで、「なんとかアンティーク展」とか、「なんとかのみの市」などと銘打って、催しものがひらかれます。さがしてみると、けっこうシンブルも置いてあるものです。ちょっと敬遠してしまいがちですが、まめに足をはこんでみましょう。
海外へ旅行に行ったときなどは、アンティークな小物をあつかっているお店を、ぜひのぞいてみたいものです。ひょっとしたら、「お値うち品」にであうかもしれません。
あなたも、お気に入りのシンブルをコレクションしてみませんか?
1999年03月19日
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生活・雑貨にまつわるコラムです。
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