ホーム:お茶にしませんか:道具・テクニック
|
No. 017 たかがフープ!されどフープ!
|
今回はフープについてお話ししたいと思います。私がキルトをはじめて最初に購入したフープは、直径が35cmの正円形のいわゆる普通のキルトフープです。
|
|
フープを使うとキルティングしずらいという方もいらっしゃるかと思います。私もそうでした。はじめのころは、キルトのサイズも小さかったので、なんとか左手で持ちながらキルティングすることができました。しかし、どの本を読んでみてもフープを使った方が、キルティングがきれいにできると書いてあります。「夢はベッドカバーサイズのキルトをつくること」だった私は、何度もフープに挑戦しますが、なかなか思うようにいきません。
|
|
そんな時に、たまたま通信販売のパンフレットでみつけたのが「ラップフープ」でした。フープの大きさは同じく直径35cm。小さなスタンドがついていて、ひざの上にのせて使います。好きな角度に固定することができて、360度自由に回転します。解説を読んでみるとなかなか使いやすそうです。新しもの好きの私は、さっそく注文して購入してみます。いざ使ってみると、これが予想以上のすぐれものでした。自分でフープを固定させる必要がないので、キルティングに集中することができます。
フープが苦手だった私もこのラップフープのおかげで、なんとか使えるようになりました。針を上下にだせるようになると、キルティングも楽しくなってきます。今ではフープなしのキルティングは考えられません。
|
|
ラップフープを愛用している私ですが、実はその前にもうひとつ購入したフープがあります。それは「スタンドフープ」です。アメリカからの直輸入品で、組み立て式です。フープの大きさは直径59cm。ラップフープ同様、好きな角度に固定することができて、360度自由に回転します。スタンドの高さも調節できます。
今から7〜8年前に、東京の御徒町にあるコットンボールというお店で購入しました。7〜8年前というと、私がキルトをはじめてまもなくのころです。ベッドカバーサイズのキルトをつくるために購入したのですが、組み立て式ということもあって、箱から一度も出したことがありません。新品のまま今までずっと押し入れの中で眠っていました。
ダブルナインパッチのベッドカバーのキルトもいよいよキルティングするところまでやってきました。ちょうどいい機会なので、押し入れからスタンドフープをだして組み立てみることにしました。いざ、使ってみると・・・。
|
|
私の場合、右ききなので、左手をフープの下に入れます。針の進む方向にあわせて、フープを回転させていきますが、回転させていくうちに針の位置に左手が届かなくなります。フープが大きいので、どうしても左手の届く距離に限界があります。フープの下半分までは、なんとか届きますが、上半分になると届きません。かかえこむようにすればなんとか届きますが、腕がのびきってツライものがあります。フープを回転させるたびに、キルティングしやすい位置にキルトをはりなおすのですが、フープもキルトも大きいのでけっこう大変です。その点、ラップフープはどこでも左手が届くので、扱いやすいように思います。
せっかく組み立てた「スタンドフープ」です。また箱の中に戻してしまうのもなんだかもったいないような気がします。慣れもあるかもしれません。とりあえず「ラップフープ」と交互に使っていこうかと思っています。そのうち新しい発見があるかもしれません。
みなさんはどのようなフープをお持ちですか?そしてどのようにして使ってますか?私はラップフープを使うことで、なんとかキルティングすることができるようになりました。たかがフープ!されどフープ!です。
1999年08月19日
|
|
|
手芸の道具・テクニックにまつわるコラムです。
|
|