さてさて次は、やはりありました!ログキャビンのキルトが3点展示されていました。ひとつは「明暗」のパターンを使ったキルトで、やはり中央のピースは赤でした。「裁判所の階段」「ベツレヘムの星」といった有名どころのパターンがつづきます。「裁判所の階段」のキルトは、白地に茶系の配色で、男性のシャツを使って作られたものだそうです。「ベツレヘムの星」のキルトは、シルクを使っていて、あきらかに見せることを意識して作られたようです。ログキャビンはやはり、いかにもアメリカンキルトらしいキルトといえるパターンです。
次は、クレイジーキルトが1点、サンプラーキルトが1点展示されていました。サンプラーキルトは、私の大好きな1930年代のキルトです。「ダブルウェディングリング」のパターンを中央に、「バスケット」のパターンや「ナインパッチ」「シャロンのバラ」などの伝統的なパターンが1枚のキルトに配置されていました。配色は明るく、にぎやかです。
そして、イングリッシュフラワーガーデンのキルトが展示されていました。白地に緑とオレンジを使った配色に特徴があります。ボーダーのコーナーには緑と白のワンパッチ、植木鉢には緑の大きなブロックチェック、ラティスには緑の小さなブロックチェック、茎と葉には緑の無地、お花の中心にオレンジを使っています。白地にステッチされているキルティングが美しいキルトでした。
大胆な色使いのアフリカンキルトが2点、コンテンポラリーキルトが2点展示されていました。コンテンポラリーキルトのひとつは、絵の具のかわりに布で絵を描くといった感じがピッタリのキルトでした。描かれているのは「自由の女神」でした。これらは絵キルトと呼ばれたりもします。
そして、最後にアーミッシュキルトが9点展示されていました。アーミッシュキルトについては、ここでは語りきれないほど、奥の深いものがあります。ワレンさんも大変好きだと言っていました。長くなってしまいましたので、今回はここまでとさせていただきます。
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