作り始めたのは、かれこれ8年前になるでしょうか。キルトをはじめてまもなくのころです。そのころは、勢いがあったので、すぐ出来ると信じていました。まさか出来上がりが今になるとは思ってもみませんでした。
完成させなければと気になりつつも、作りためたナインパッチのブロックだけが、つなげられることなく、箱に入ったまま、何年もの間、押し入れの中で眠っていました。このままではいけない!と、再び針を手にしてからは、アッという間でした。こうして無事、完成させることができて、ホントーにうれしいです。やはり、大きなキルトは、良いです。
私はもともと、赤が好きだったわけではありません。洋服はもちろん、小物でさえも、赤いものはほとんど持っていません。それなのに、それなのに・・・。心魅かれるキルトはいつも、赤と白のキルトです。
今までにいくつかの展示会を見る機会に恵まれましたが、アンティークキルトといわれるキルトの展示会では必ずといっていいほど、赤と白の配色で作られているキルトがあります。それが、ピースドキルトであったり、アップリケキルトであったり、ハワイアンキルトであったりします。
構成は単純に出来ていても、白地には、それはそれは複雑なキルティングがされていることが多く、思わず溜め息がでます。
現在でも、人気のあるパターンでは、必ずといっていいほど赤と白だけのキルトが作られています。たとえば、ハウスやバスケット、ログキャビンなどなど・・・。ハワイアンキルトでも、ダントツに人気のある配色は、やはり赤と白です。
ちなみに、今私は、はじめてハワイアンキルトに挑戦していますが、配色は言うまでもありません。もちろん、赤と白です。もっとも私の場合、厳密に言うと、赤と白の白は「白」ではなく「生成り」でありますが...。
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