まず、ヨーヨーの作り方ですが、もっとも簡単なのは、円形に布をカットして、縫いしろを折りながら折り目のキワをグルッとぐし縫いをして、キュッとしぼる方法です。この方法だと穴は片側のみにできます。
それに対して帯状に布をカットして端をつなげ、輪にしてから両サイドをそれぞれぐし縫いをしてキュッとしぼる方法。こちらは、穴が両側にできます。
ヨーヨーができたら、あとはつなげていくだけです。縦横に並べてつなげて四角形にしたり、放射状に広げてつなげて円形にしたり、ピラミッドのように重ねてつなげて三角形にしたり、「おばあさんの花園」のように、ヘクサゴンのピースのかわりとして六角形にしたりと、自由自在です。
ヨーヨーキルトの特徴は、最後に布をキュッとしぼることによってできるギャザーです。ギャザーの寄せ具合で、元の柄とはまったく違う、別の新しい柄が見えてきたりします。柄によっては、1枚の布からいくつもの表情の違うヨーヨーが出来上がることもあります。
ぐし縫いの間隔を小さくすると、ギャザーがたくさんできるので、穴の部分が大きくなります。逆に、間隔を大きくすると、穴の部分が小さくなります。ちょっとした違いですが、この微妙なギャザーの寄せ具合が、可愛いヨーヨーを作る大事なポイントになります。
私は今、この暑い夏の間に、手持ちの布のサンプルを作るような感覚でセッセと作りためています。集めた布の整理もできるので、一石二鳥です。ベッドカバーサイズにしたいと思っているので、ヨーヨーの総数は、気が遠くなるような数になりそうです。出来上がったアカツキには、ぜひ、みなさまにご披露したいと思っています。
2000年08月09日
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