秋はなんといっても「芸術の秋」です。その芸術の秋にふさわしく、キルトの展示会があちらこちらで開催されます。キルト作家といわれる先生方のお教室の作品展や、はるばる海の向こうからやってくるアンティークキルトなど、どれも魅力ある展示会がめじろおしです。
前にも「お茶にしませんか」のコーナーで、私流の展示会の歩き方をご紹介しました。今回は「続・展示会に行ってみませんか?」と題して、展示会についての記事などが掲載されている雑誌などを紹介してみたいと思います。展示会を見に行く前に、ちょっとした予習をしておくと、実際に見た時に「なるほど!」と納得することができます。
大きな展示会であれば、かならずといっていいほど雑誌や新聞で紹介されていることがほとんどです。あらかじめ知っておくと、また違った角度から作品を見ることができます。
まずは「ボルティモア・アルバムキルト展」です。去年の12月に千葉そごう美術館で開催されてから約一年、日本各地をまわり、今回の横浜三越での開催が日本では最後の展示となります。見逃してしまった方、もう一度見たいと思っていた方、ボルティモア・アルバムキルトをこの目でみる最後のチャンス?になるかもしれません。1999年のキルトジャパン11月号に記事が掲載されています。「お茶にしませんか」のコーナーでもご紹介していますので、ぜひ、こちらもあわせてご覧くださいませ。
次は「エドリカ・ヒューズパッチワーク絵展」です。50歳をすぎてからパッチワークを始め、90歳まで作り続けたエドリカ・ヒューズさんの作品は、すばらしい絵キルトです。モザイクのように布を使った絵キルトは、独特の世界を創り上げています。最新号のキルトジャパン11月号にエドリカ・ヒューズさんの記事が掲載されています。
そして「古布でつづるパッチワークの世界〜山口玲子作品展」です。使い古された布、大切にしまっておいた布。そんな布たちで作り上げた作品が60点あまり展示されます。山口玲子さんは、1982年全米のキルト大会で日本人として初めて、ブルーリボン賞を受賞した方です。10月8日の朝日新聞の朝刊で大きくとりあげられています。
最後は「岡野栄子のおもしろキルト展」です。私の好きな日本人のキルト作家のベスト3に入る岡野栄子さんの作るキルトは、とにかく見て楽しい!のです。岡野栄子さんについて、こちらも最新号のキルトジャパン11月号「今、この人のキルトワーク」のコーナーで紹介されています。
2000年10月09日
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