キルトカフェホームお茶にしませんか道具・テクニック

No. 057 今年も着実にふえる布

こんな感じの布が欲しいナっと思って布をさがしに行ったけれど、そういう時にかぎって、なかなかイメージにあった布がみつかりません。逆に、たまたまお店に寄った時に、新しい布が入荷していたりなんてことがよくあります。これもイイ、あれもイイ、色違いで欲しい!なんてことになると、大変です。

気に入った布をみつけると「どのくらい買っておこうかナ?」と悩むのは、私だけではないと思います。みなさまはカットクロス派ですか?量り売り派ですか?今回は、いざ布を買うときに悩んでしまう「はたしてどれだけ買っておけばいいのか?」についてお話ししてみたいと思います。

キルトをはじめたころは、とにかく布の種類が欲しかったのでカットクロスを買っていました。カットクロスとは予め25〜30cm×45〜50cmくらいの大きさにカットしてある布のことです。

好きな布の傾向や作りたいキルトのデザインがみえてくると、使える布、使いたい布がわかってくるようになります。そのころから、カットクロスをやめて50cm単位で買うようになりました。

使えばなくなっていくのはあたりまえですが、まだまだあると思っていたお気に入りの布がなくなってしまうのは、なんとも悲しいかぎりです。お気に入りの布はいつまでも手元にあってほしいものです。そんなこんなで最近は、50cmから1m単位で買うようになりました。

これらのほかにも例外で、柄布1種類と生成りだけで作るのもいいカモ?と、2.5m買ってある布もあります。しかも赤系と青系の2色をそれぞれです。どうして2.5mなの?と不思議に思われるかもしれません。たいした理由はありません。はじめに2mあれば大丈夫だろうと思って買ったのですが、バインディング用の分が足りなくなるかもしれないと不安になり、50cm分を買い足しました。

ボーダーに使えるカモ?と、太いボーダー柄を2.5m買ってある布もあります。大きなサイズのキルトの1辺は、最低でも2m以上です。ボーダー柄を縦に使うとすると、2.5m買っておけば安心です。

キルティング大好き!な私にとって、生成りの布はなくてはならない布です。どんなキルトにも必ず使うので、110cm幅を1反で買うことにしています。

さぞかし、これらの布を使った作品がたくさんあるかというと、それがそうでもありません。 買っておけば安心とばかり、水通しもせずにそのままの状態で眠っています。気がかわらないうちに、サッサと作ってしまいたいところですが、残念ながら布はふえるばかりです。


先日、その生成りの生地がなくなったので、ひさしぶりにキルトショップに行ってきました。今年初です。そこでとても可愛い生地をみつけましたので、最後にご紹介したいと思います。めったに買わない動物柄です。

動物柄といえば以前に「かえるの柄の生地」を紹介したことがありますが、今回はなんと「ブタの柄の生地」です。

かなり濃いショッキングピンクの布に目がとまった私は、いったい何の柄だろう?と目をサラのようにしてよくよく見てみます。まるまると太ったブタがニコニコしているではありませんか!「なんでここにブタがいるの?」と思いながらも、愛嬌たっぷりのブタの表情に思わず、ニッコリ。まさに「ひとめぼれ」です。まるまると太ったブタがニコニコしています。なんだかブタになりたい私?です。(笑い)

こんなに可愛いブタちゃんの柄をいったいどのように使おうかと、一応考えてみます。が、使いません。いいんです。とりあえず、50cmでカットしてもらいました。


「足りなくなったら後で買い足そうと思っていたら、すでになくなっていた!」なんてこと、よくあります。悔しいですネ。いざ布を買う時に悩んでしまう「はたしてどれだけ買っておけばいいのか?」むずかしいですネ。

悩みながらも今年も着実に布はふえていく、今日このごろです。

2001年01月09日

キルトカフェ 手芸の道具、テクニックにまつわるコラムです。
キルトカフェは2005年3月1日にオープンしました。