ガーデンリースとタイトルがついていたお花のリースのアップリケキルトがありました。結婚をひかえた17才の少女が作ったと説明がされていました。結婚のために作られるキルトには、ハートの形のキルティングが許されているといわれています。しっかりとひかえめに、小さなハートのキルティングがブロックの四隅にされていました。
白地に赤いお花に緑の茎のリース、ボーダーには赤いリボンのアップリケがしてありました。17才で嫁ぐ清らかな心が伝わってくるような、ほほ笑ましいキルトでした。
Baby's Block(積み木)のキルトは、チャームキルトでした。チャームキルトは、ひとつとして同じ布を使っていないキルトのことです。One Patch(ワンパッチ)やピラミッド、ダイヤモンドといったパターンでよくみられます。
この年代のチャームキルトは、とても素敵です。布の柄や色がとても豊富で、現在復刻されている布をみつけたりすることができます。
チャームキルトを見ると必ず、ホントに同じ布が使われていないのか、目をさらのようにして見てしまいます。「チャームキルトには、ひと組だけワザと同じ布を使ってあるものがあって、それをみつけるといったカルタ遊びのような楽しみ方がある」と、本で読んだことがあるからです。
ほかにも赤と白、黄色と白のDelectable Mountains(歓喜の山々)のキルトなどなど、家に戻ってから調べてみると、これらは宗教から生まれたパターンということでした。なるほど。
|