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No. 076 ハワイで見たハワイアンキルト
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さて今回の「お茶」はハワイのレポート第2弾!をおとどけしたいと思います。
今回の旅の最大の目的は何と言っても「ハワイアンキルトを見ること!」でした。日本ではまだまだ見る機会の少ないハワイアンキルトですが、ハワイでは、キルトショップはもちろん、雑貨を扱っているお店などでも、目立つところにハワイアンキルトがディスプレイされていました。
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■キルトショップ「キルツンコア」
こぢんまりとしたキルト専門のお店です。地元のお店といった雰囲気です。決して大きくないお店の壁には、長方形の形のキルトやツリースカートなどがディスプレイされていました。ハワイで初めて見るハワイアンキルトを見たということもあって「これがハワイのハワイアンキルトなんだ!」と、素直に感動しました。
本やパターンもたくさんあって、時間を気にしながらも、くまなく見てまわる私に刺激されたのか、姪っ子2人もピンクッションのキットをゲット。「パイナップル」と「カメ」でした。私は、フルサイズの「ホワイト・ジンジャー」のパターンをゲット。ツリースカートのパターンも買ってくればよかったかナっと、ちょっとだけ後悔してます。
大きな作業台では、白い布の上に切り抜いたモチーフを広げて、しつけをかけているところでした。大きなピンクッションに待ち針がたくさん刺してあったのが、なぜか印象に残っています。
モチーフの布の色は、鮮やかなオレンジ色でした。フルサイズの布を広げられる大きな作業台にあこがれてしまいます。
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■ポリネシアン文化センターのキルトショップ
木のベッドが置いてあって、その上にキルトが何枚もさりげなくおいてありました。モチーフのパターンも配色もいろいろありました。展示品にはなかなか触れることが許されませんが、こちらは販売品です。触ってみると、ぬくもりがつたわってきます。
ここで、興味津々!お値段をリサーチしてしまいました。ベッドカバーがおよそ1,500ドル前後、100cmほどのタペストリーが200ドル前後、50cmほどのタペストリーが80ドル前後、クッションカバーが30ドル前後でした。大きなサイズになればなるほど種類は少なく、1点モノといった感じでした。
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■ドールパイナップル公園のキルトショップ
ここで出会ったキルトは当然「パイナップル」のモチーフのキルトでした。100cmほどの大きさでしたが、モチーフのデザインが可愛くて、ひときわ目だっていました。パイナップルの実の部分は少しオレンジがかった強い黄色、葉っぱの部分は濃い緑の2色使いです。やはり、土台は白です。
お店の人が「これが新作です。」と棚からだしてく見せてくれたキルトは、多色使いのお花のモチーフでした。何度も繰り返して花の名前を教えてくれたのに、忘れてしまいました。こちらも土台は白です。
ちなみに、おみやげ用のキルトの小物が20パーセント・オフになっていました。前回の「お茶」でもご紹介しましたが、ここで姉は、ハイビスカスのモチーフのミニクッションカバーを色違いで2つ、ゲットしていました。
おみやげ用として販売されているものは、ハンドメイドでありながらも大量生産されているらしく、同じデザインのものをあちらこちらのお店でみかけました。
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■キルトショップ「ハワイアンキルト・コレクション」
今回私が宿泊したハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ホテル内にあります。マイケル・ギランの作品がおいてあるお店です。日本でも2度ほど、展示即売会を見に行ったことがあります。ベッドが置いてあって、その上にキルトがかけてありました。ベッドまわりのディスプレイも凝っていて、人形などの小物もとてもハワイアンで素敵でした。
お店の入り口には、私の大好きな配色、赤と白のキルトがかけてあって、遠くからでもひと際目立ちました。
ここでは「カメ」のパターンをゲット。しかし、買った後によくよく考えてみたら、日本で買った方が安かったことが分かって、ちょっとショックです。
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■ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ホテル
↑のキルトショップの他にも、1階のホテルの従業員専用の出入り口のドアの向こうにキルトを発見!紺色のモチーフです。やはり、土台は白です。
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■アラモアナ・サーフ・ライダー・ホテル
このホテルにディスプレイされているキルトも、ぜひ見てみたかったキルトのひとつでした。ありました!あちらにもこちらにも。モチーフのデザインがとても素敵でした。色も原色のみならず、ちょっとニュアンスのある中間色のものもありました。でもやはり、土台は白です。
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■ビショップ博物館のアンティークキルト
ビショップ博物館は、敷地の中にいくつもの建物があります。正面入り口のレジの近くに展示されていた赤と白のキルトと、緑と白のキルト。緑と白のキルトは、チョウチョのモチーフでした。シンプルすぎるくらいのデザインでしたが、ヒラヒラ舞い降りてくるようなそんな感じがしました。
ハワイアン・ホールの1階には、フラッグキルトが1枚展示されていました。その他のキルトは2階に展示してあります。2階にもフラッグキルトが数点展示してありました。中央のブロックにハワイ王国の紋章、そのまわりを国旗のブロック4枚が囲んでいます。
ハワイ王国の国旗は現在のハワイ州旗になっています。左上にユニオンジャックがあって、赤と青と白のストライプを組み合わせたデザインです。フラッグキルトを見てみると、このストライプの数が違っていることに気づきます。
本で見て知っていたクジャクのキルトを見ることができて感激!配色がとても鮮やかでした。よくよく見てみると、クジャクのまわりのステッチがチキン・フッドであったことを発見!
他に何点か展示されていたキルトはすべて、土台が白です。大きさはフルサイズです。
白地のエコーキルティングの流れが美しかったです。中には糸のひきが強いためか、ちょっとクシュクシュした感じのものもありました。後に本を読んで知りました。返し針で縫ってあったようです。
まだまだ本に載っていた「ビショップ博物館所蔵のキルト」があるはず?でしたが、残念ながらありませんでした。それまで本でしか見ることのできなかったキルトをこの目で見ることができると思っていただけに、ちょっと、残念!
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■イオラニ宮殿のクレイジーキルト
2階のリリウオカラニ女王が幽閉されていたという部屋にあったクレイジーキルト。
9つのブロックをつないでいるラティスが交差している部分には、クロスされたハワイ王国の国旗が縫いつけられていました。中央のブロックのさらに中央にはハワイ王国の紋章がありました。ハワイ語でメッセージが刺繍されていました。
イオラニ宮殿では、日本語を話すガイドさんにこのキルトにまつわる背景を説明してもらいましたが、その説明を聞いて胸がじ〜んとしてしまいました。とても重みのある貴重なキルトであることにはまちがいありません。
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以上、今回ハワイで見たハワイアンキルトの数々をご紹介してきました。ハワイアンキルトというと、大胆な色の組み合わせをイメージされるかと思います。しかし、ハワイで見たハワイアンキルトは、基本的に配色は2色で、土台は、そのほとんんどが白です。モチーフの多色使いもありましたが、やはり土台は白です。
見たキルトのほとんどが、土台が白だったのは、たまたまだったのカモ?しれません。もともと、白と組み合わせる配色が好きだった私は、大満足です!白地のエコーキルティングの美しさが、やはり印象に残っています。
そして、主役はやはりモチーフです。モチーフのデザインが素敵でした。モチーフの色は、中間色であっても濃い色が多く、白とのコントラストがはっきりしていました。
よくよく見てみれば、針目はそれほど細かくはないのですが、それはさほど重大ではないようです。モチーフのアップリケも、結構、カクカクしていました。細かさばかりに気をとられていた私には目からウロコでした。
帰国してさっそく今、「カメ」のタペストリーを作っています。イメージは、潜水艦の中から見た、悠々と泳ぐカメです。想い出の1枚になればと思います。これからもますますハワイアンキルトの魅力にはまりそうです。
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さて、最後にお待たせしました!今回ハワイでゲットしてきた品々です。写真をクリックしてみてくださいませ。拡大して見ることができます。
コレクションのシンブルは、「あつめてます:シンブルのコレクション」のコーナーで、ひとつひとつ、じっくりと見ることができます。ぜひ、こちらもご覧くださいませ。
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これにしようかあれにしようか、どれにしようか・・・。もっともっと、ゆっくりとじっくりと悩みたかったです。残念ながら、迷う時間もなく、次々とゲットしていきましたが、どれもこれも大満足です。
引き続き、付録「No. 077 ハワイのまめ知識」も、ぜひ、ご覧くださいませ。
2001年08月29日
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旅行・テーマパークにまつわるコラムです。
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