今回の展示会は、新作も披露されていましたが、ほとんどが今までの集大成といった感じの内容でした。展示会と同時にキャシーさんオリジナルキットも販売されていて、会場はあいかわらずの人気でした。
まず、ハワイアンキルトです。渋〜いグレーがかったグリーンの土台にこれまた渋〜いピンクのモチーフの「ハワイアンアレンジメントフラワー」。なんと、生地に鈍い光を放つ細かいラメが折り込まれていました。とてもシックなハワイアンキルトでした。
そして、キャシーさんの最新本「ハワイアン・キルト」の表紙を飾っている「ホワイトジンジャー」。5月に銀座で開催された展示会でも見ましたが、やはり何度見ても圧巻です。ブルーからローズピンクのグラデーションのムラ染に濃いブルーのモチーフが浮かびあがっていました。
ちょっと小さめの「サンフラワー」。淡いオレンジ、イエロー、ピンクの多色のムラ染に、茶色のモチーフです。エコーキルトに使われていた糸の色は白でなく、あえてモチーフの色と同じ茶色の糸で大きめのステッチがしてありました。こんなハワイアンキルトも素敵だナっと思いました。
ハワイアンキルトはモチーフにハワイの植物をテーマにしたものが多いのですが、今回は、作品のテーマと同じ植物の写真のパネルが一緒に展示されていました。キャシーさんらしいです。
お教室の生徒さんたちの作品を見て、おもしろいことを発見しました。デザインはおそらく課題なので全作品共通で同じ、配色も同じです。同じような作品ができあがるのかと思うと、それがそうでもないのです。
モチーフのまわりのエコーキルトに注目してみました。作り手によって、エコーキルトの間隔が違うのです。狭すぎるのでは?と思うくらいの間隔の狭いものもあれば、ちょっと広すぎるのでは?と思うような間隔の広いものもあったり・・・。
ハワイアンキルトは、始めから終わりまでひとりで作られることが多いとありますが、妙に納得してしまいました。そして、エコーキルトの間隔で作品の印象が変わることがよく分かりました。
次に、ステンドグラスキルトです。こちらもあいかわらず素敵でした。部屋に飾ったら、窓がいくつもできていい感じ?です。キットを買っていこうかと思いつつ、値段を見ていつもあきらめてしまう私です。(笑い)
ステンドグラスキルトと同じデザインの、本物のステンドグラスを使った小物入れやランプシェードなどが一緒に並べて飾ってあったのには、ビックリしました。キャシーズオリジナルです。なるほど、一緒に並べて飾ってあると素敵です。でも、お値段はちょっと高めでした。
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