キルトカフェホームお茶にしませんかハワイアンキルト

No. 084 アンスリウムのハワイアンキルト

アンスリウムのハワイアンキルト」が出来上がりました。大きさは、100cm×100cmです。モチーフはアンスリウムです。アンスリウムの形は、今年8月にハワイで買ってきたアンスリウムのうつわを見ながらデザインしてみました。
ポイントは、アンスリウムのデザインです。ハートの形をしているところと、輪郭が歪んでいるところ、茎が直線ではなく曲線であるところです。実際の花の形にあまりこだわらず、手で描いた自然なラインをあえて強調してみました。

全体の配置は、本を参考にしながらデザインしてみました。今回は、細かさにあまり走らずに「大らかに」を意識してみました。

配色は赤と緑。クリスマスカラーを意識してみました。反対色でとてもコントラストの強い配色ですが、ムラ染めを使っているので、それほどドギツイ感じではないです。

中央のアンスリウムの部分には、金色のラメ糸を使ってキルティングをしてみました。キルティングのステッチを大きくして目立たせようとしましたが、逆に目を揃えるのが大変だったので、やめました。結果、あまり光りません。ちょっと豪華に!と期待していただけに、ちょっぴり残念・・・。

キルティングラインは下書きをしないで、いきなりキルティングしています。どうやら、このやり方が私にはあっているみたいです。エコーキルティングは、間隔をあまり狭くしないように気をつけてみました。

裏布には、赤地に緑と白のペーズリー柄を使っています。特にハワイアンプリントにはこだわっていません。実はかなり前に、裏布にいいカモ?と思い「処分!2mの切り売り!特価!」で買ってあった布です。クリスマスカラーの布は、その時期を過ぎると値段が下がることがあります。

バイヤスの布を赤のムラ染めにしようか、裏布に使っているペーズリー柄にしようか、最後の最後まで迷いました。バインディングで遊んでみようと思ったのですが、結局、赤のムラ染めを選択しました。


今回は、市販のパターンを使っていません。「Hawaiian Quilt Masterpieces」の116ページの作品を参考にしながら、模造紙を使って実寸大のモチーフを切り抜き、広げてバランスをみながらデザインしてみました。でも、やはりデザインはむずかしいです。

出来上がりのサイズが大きくなればなるほど、表現できるキャンパスが広がります。何をどう表現するかがデザインのポイントです。作ってみないと分からない!ことがたくさんありすぎて、今回はとてもいい勉強になりました。

2001年11月09日

キルトカフェ ハワイアンキルトにまつわるコラムです。
キルトカフェは2005年3月1日にオープンしました。