今回私が一番楽しみにしていたのが、アーミッシュキルトです。アーミッシュキルトの魅力は何と言っても、単純なセッティング、明快な配色、キルティングの美しさです。いざ「アーミッシュキルトの世界」のブースに入ります。
アーミッシュキルトを一枚一枚見ていくうちに、頭の中がリセットされ、落ち着いた気持ちになっていくのがわかります。呼吸も深くなり、ゆっくりと吐き出しながら、ひとりうなずいている自分が不思議です。(笑い)
ピースは三角や四角などの単純なピースがほとんどで、ひとつひとつのピースはそれほど小さくなく、数も少ないです。セッティングもいたってシンプルです。ボーダーが広いのも特徴です。
使われている布は、柄布は使わずに無地です。色は深みのある濃い色が特徴です。単純な配色とセッティングだからこそ、ひと際、キルティングの美しさが目をひきます。キルティングのデザインは圧倒的にフェザーが多いなか、ブドウの葉や実なども印象に残りました。
前々から知りたいと思っていたことのひとつ、使われている糸の色はいったい何色なんだろう?今回は使われている糸の色に注目してみました。ブースの中はあまり人がいなかったことも幸いして、一枚一枚ナメルように?見ていきました。はたして何色が使われているのでしょうか?
布の色に関係なく、濃い色の糸一色で全体をキルティングしているように思いました。その色は私の見た限りでは、黒色が退色したのか、それとも濃いモスグリーン?のようにも見えました。
昨年開催された「キルトウィーク横浜」でも、アーミッシュキルトが展示されていましたが、いつどこで見てもアーミッシュキルトは期待をうらぎりません。帰り際にキルトマーケットで、ついにアーミッシュキルトの本「Amish Wall Quilts: 15 Brilliant and Beautiful Quilts (That Patchwork Place)」を買ってしまいました。
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