今回は、ハワイアンキルトの魅力のひとつでもあるハワイアンキルトの配色についてお話ししてみたいと思います。
配色に決まりがあるわけではないので、作品の大きさやデザインの複雑さもふまえて、好みの色を自由自在に組み合わせて、自分らしさを表現してみたいものです。もちろん、無地だけでなくムラ染やプリント柄を合わせてみるのも楽しいです。
配色を決める時に忘れてはならないのが、色の「コントラスト」です。反対色を合わせれば、コントラストがとても強くなります。同系色を合わせる場合は、濃淡でコントラストをつけます。いずれも土台布とモチーフの布との色のコントラストをつけることで、モチーフのデザインをひきたたせる効果があります。
とはいえ、やはりハワイアンキルトの伝統的な配色といえば、白地に赤・青・緑・黄などの単色を組み合わせた配色です。どの色も白とのコントラストがはっきりしているので、モチーフのデザインがいっそうきわだちます。あらゆる色が氾濫しているだけに、シンプルな配色はハッと目をみはるものがあります。
そんなシンプルな配色に魅せられて今、白にさまざまな色を合わせてミニタペストリーを作っています。どの配色も白との相性はバツグン!です。モチーフに使った布は、原色ではなく、自然な風合いのムラ染を使っています。画面によっては、土台布がブルーに見えるカモ?しれませんが、土台布はすべて「白」です。キルトをクリックすると、拡大して見ることができます。
ハワイアンキルトの魅力をたっぷり堪能していただくには、やはりベッドカバーサイズの大きさだとは思いますが、とりあえず、ミニタペストリーで、シンプルな配色のハワイアンキルトの魅力を味わっていただけたらうれしいです。全部で12枚、作る予定です。これからもお楽しみに。
あわせて、キルティングの美しさにも注目していただけるとうれしいです。キルティングの美しさを最大限に表現できる色は、やはり「白」にかぎります。びっしりとキルティングしていますが、手触りはどこまでもやわらかいです。
キルティング大好き!の私ですが、自由にステッチしていくエコーキルティングもハワイアンキルトの魅力のひとつです。このキルティングの魅力については、また次の機会に、紹介していきたいと思います。
ところで、ワールドカップですが、決勝トーナメントの一回戦が終わり、いよいよベスト8が決まりました。1次リーグのh組を一位で突破し、決勝トーナメントへ進んだ日本代表でしたが、残念ながら昨日、ベスト8をかけた初戦でトルコに負けてしまいました。一方、共催国である韓国はイタリアに勝ちました。見事、ベスト8へ進出です。
日本のワールドカップでの戦いは終わってしまいましたが、まだまだワールドカップは終わったわけではありません。ベスト4、決勝戦、そして優勝をめざして、さらに熱い戦いは続きます。決勝戦は6月30日、日本で行われます。
2002年06月19日
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