アンティークの鍋敷きです。1950年代のアメリカのものです。大きさは左のもので、直径14.5cm、柄の部分をふくめた長さが23cm、高さが2cmです。右のものもほとんど同じ大きさですが、高さが1.5cmとちょっとだけ低めです。鉄製なのでそれなりに重さはあります。
鉄製の鍋敷きをさがしていた時にタイミングよく骨董市でみつけたものです。ほかにもいろいろな形をしたものがいくつかあって、家の形をしたものもありました。
ペイントがしてあります。鮮やかとまではいきませんが、まずまずのコンディションだと思います。なんといってもこの透かし模様がアイアン製品の最大の魅力です。写真をクリックすると拡大して見ることができます。
鉄製の鍋敷きは良いコンディションのものをみつけるのがむずかしく、塗装がはげていたり錆びているものが多いのです。それもアンティークならではのアジといってしまえばそれまでですが、少しでも状態がいいにこしたことはありません。
見た目の善し悪しだけならまだいいのですが、足がひとつだけかけていたりするものも堂々とおかれています。インテリアとしての置物ならかまいませんが、鍋敷きとして使うのならやはり、傾いているのはちょっとコワイです。
私にとって鍋敷きの最大の問題点は、使わない時にどうするかでした。そんな時にみつけたのがこの鍋敷きです。使わない時にはフックにかけておけるし、しかも見た目も美しい。「機能性も大事だけれど美しさも忘れない。しかも丈夫である。」アンティークの魅力のひとつでもあります。
東京有明のビッグサイトで、骨董市の中でも最大規模をほこる骨董ジャンボリーが年に2回、開催されます。和のものと洋のものとが会場の右側と左側に別れているのでとてもみやすいです。主なものには一応、値札がついているので安心です。ちなみに今回ご紹介した鉄製の鍋敷きもこの骨董市でみつけました。
気に入ったものにびっくりするほどの値段がついていたり、昔、家にあったけれど捨ててしまったものと同じものがまさに目の前にあったりなどなど。和のものの中には、こんなものまでもがと思うものも結構あります。でも西洋の人から見ればお宝なのかもしれません。
店員さんが語るうんちくを聞いたり、自分の持っているものがどのくらいの値段がついているのかをリサーチしたり、自分の興味のあるものやそうでないものでも、見て歩くだけでも楽しいです。
2005年03月29日
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