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No. 128 備えあれば憂いなし!

去年のスマトラ沖地震、新潟中越地震、そしてつい先日の宮城県沖地震と、ここのところあいついで地震がおきています。被災された方には心からお見舞い申し上げます。私は東京に住んでいますが、幸いなことに、それほど大きな地震にいまだ遭遇していません。しかし、いつどこでおきるか分からないのが地震です。

地震が起きると必ず話題になるのが防災グッズです。タイムリーなことに、朝日新聞の「暮らしの風」9月号の特集が「地震や津波に備えていますか?」でした。そこで今回は、その記事を参考にしながら「何をどれだけ備えたらいいのか」を考えてみることにします。

まずは水です。水は一人あたり一日3リットル、5日分必要とあります。私は毎月、月はじめに宅配でミネラルウォーターを複数ケース注文しているので大丈夫!と思っていましたが、よく考えてみれば月末は品薄状態でした。地震が月はじめにおこる保証はまったくありません。1ケースなくなったら1ケース補充して常に複数ケースあるようにすればいいのですが、なかなかそうはいかないのが現状です。

非常食は一週間分とあります。私はカップラーメンが特売になっている時に買っておくくらいです。ハッと思い出して昨日、ひとつだけあったカップラーメンの賞味期限をみてみました。案の定、とっくに過ぎていました。(笑い)せっかく買っておいても賞味期限がきれていたら意味がありませんでした。

あくまでも一人分なので、家族がいる方は、かける人数分が必要になる計算になります。

あってよかったものの中に「缶切りとはさみ」だったと聞いたことがあります。たしかに缶詰があっても缶切りがなければ中身を食べることはできません。缶切り不要の缶詰が増えたとはいえ、まだまだ缶切りは必需品のようです。私は映画「戦場のピアニスト」を思い出してしまいました。


トイレは非常用簡易トイレがあるといいとありますが、現実には使い捨て携帯トイレでしょう。車が渋滞にはまってしまった時に備えて、また小さい子供がいらっしゃる家庭では、車に備えてある方も多いかと思います。車の中だけでなく、家の中にもいくつか用意しておくと安心です。

使い捨てとくれば、使い捨てカイロ。カイロとくれば冬のお鍋の時にかかせないカセット式コンロ(+ガスボンベ)。そのほかにもトイレットペーパー、ラッブ、ビニール袋。身を守るためにスリッパ、長袖のシャツ、あればヘルメット。なるほどと思ったのが「笛」です。自分の居場所を知らせる時に使います。こちらは映画「タイタニック」を思い出してしまいました。

ラジオと懐中電灯は必需品の中の必需品です。何が起きているのかを知るためにラジオは大切な情報源になります。懐中電灯は携帯用のほかに強力なものを最低ひとつ、そろえておくといいようです。

肝心な時に鳴らない!点灯しない!では話になりません。予備の乾電池も一緒にそろえておきます。携帯電話の充電もしかりですが、今、ソーラー電池や手回し充電がみなおされています。振って充電する懐中電灯もあります。乾電池だけにたよらない充電方法を複数そろえておくと安心です。

なくてはならないものはまだまだあります。眼鏡、入れ歯、薬などなど。阪神・淡路大震災の後に、視力を矯正するためのレーザー手術を受ける人が増えたと聞いたことがあります。そしてお金。お金はあるとやはり安心です。


いざというときの集合場所を決めておく、災害用伝言ダイヤルの使い方を練習しておくことも大切です。昼間、家族がそれぞれの場所で地震にあう可能性もあります。ただ不安をあおるのではなく、常日頃から、あれば安心!知っていればあわてない!ようにしておきたいものです。

さっそく私は、懐中電灯と笛を買うことにしました。今ある懐中電灯はかなり旧式のものなので、買い替えなくてはと思っていたところでした。振って充電できるノーバッテリーライトで、LED、そして一番大きなサイズにしようと思います。何事も「備えあれば憂いなし!」です。

2005年08月19日

キルトカフェ 生活・雑貨にまつわるコラムです。
キルトカフェは2005年3月1日にオープンしました。