キルトカフェホームお茶にしませんか展示会リポート

No. 144「共立女子大学創立120周年記念〜アメリカンアンティーク・キルト展」を見て

3月14日(火)〜26日(日)まで、日本橋三越本店で「共立女子大学創立120周年記念〜アメリカンアンティーク・キルト展」が開催されています。共立女子大学では現在、63点のアンティーク・キルトを所蔵し、調査・研究を重ねています。その貴重なキルトを一気に見ることができるということで、さっそく初日に見てきました。
1992年に発行された本「共立女子大学所蔵 アメリカン・アンティークキルトコレクション」は、私のもっとも好きな本のなかの一冊です。共立女子大学が所蔵しているアンティーク・キルトが掲載されている本で、いつかはこの本に載っているアンティークキルトを見てみたい!と、ずっと思っていました。今回、その思いがかなったわけです。
使われている布の種類はそう多くはないんです。ログキャビンのキルトには、2種類の布で作ったものもありました。ピースドキルトも、ピースの大きさはそれほど小さくないんです。でもなぜか惹かれるんですネ。

使いこまれたキルトは、綿がへたってしまったのか、キルティングの部分はほとんど凹凸がなくなっていましたが、どのようなデザインでキルティングしてあるかはよく分かりました。使われているキャリコの柄もじっくりと見ることができました。写真だけではなかなか分からないところです。ちなみに、キルティングのデザインや布に使われている染料を調べることによって、キルトがいつ作られたのか、およその年代が分かるようです。

ハワイアンキルトを作るようになったせいか、白地に赤いプリンセスフェザーのキルトが気になりました。大胆な感じがイイですよネ。キルトを作り始めたころは、アップリケは私には無理だと思っていましたが、今ならできる!作ってみたい!と思いました。

あらためて、アメリカンパッチワークのキルトの魅力を堪能することができました。初心に戻ったような、そんな清々しい気持で会場を後にしました。もちろん、「共立女子大学所蔵 アメリカン・アンティークキルトコレクション」と内容がほとんど重複しているにもかかわらず、図録を買ってきたのは言うまでもありません。(笑い)

2006年03月15日

キルトカフェ 展示会のリポートです。
キルトカフェは2005年3月1日にオープンしました。