はじめに特別展示のロシアとヨーロッパのキルトの展示ブースに入ります。はっきりした色合いよりもどちらかというと微妙なニュアンスの色が多く、作品のテーマに気候や文化の特徴がでていました。次に今回のパンフレットとチケットの表紙を飾っているキルト「華」の作者矢津利子さんのブースに入ります。写真を見た限りでは平たんに見えていましたが、実物はとても立体的でした。丸くて盛りあがったパーツはクルミボタンのようでした。組み合わせが個性的で和布の柄がとても奇麗に使われていました。
とにかく展示されている作品数が多いので、気をつけないと同じところをグルグル回ってしまいます。柱や壁にも展示してあるので大変です。ピンクリボンのミニミニキルトにクリスマスのミニミニキルト、そして50cm×50cmサイズのミニキルトです。大きなキルトをギュッと縮小したミニチュアキルトのような作品に目が釘づけになります。ピースは細かくてキルティングも繊細でした。作品を観ると刺激されて作ってみたい!気分になりますが、とても私には無理そうです。(笑い)
コンテストの入賞作品は言うまでもなく素晴らしい!ものばかりですが、私がいつも注目しているのは全国高校生パッチワーク&ししゅうコンテストの入賞作品です。高校生の頭は柔らかい?というか、発想がユニークで楽しい作品が多いんです。今年はサッカーワールドカップをテーマにした作品があり、各国のユニフォームが並べてあってしかも各国のチームの主将の番号と名前が入っていました。日本のユニフォームももちろん!ありました。背番号は「5」。アルファベットで刺しゅうをしてある宮本選手の名前を確認してホッ・・・。残念ながら日本のユニフォームが中央になかったのは、結果をあらわしているためかちょっぴり淋しい気持ちになりました。(笑い)
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