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No. 162 ハワイは魅力がいっぱい!
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一度ハワイを訪れたら何度でも行きたくなるハワイ。その魅力はなんといっても一年をとおして気持ちよく生活しやすい気候です。貿易風がもたらす雨で毎日どこかで虹を見ることができることからハワイ州は「虹の州(レインボー・ステイツ)」と呼ばれます。ちなみに車のナンバープレートには虹が描かれてます。
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さて、ハワイ州の州旗はかつてのハワイ王国の国旗。左上にユニオンジャックがあり、上から白・赤・青の順にストライプが8本あります。州歌はカラカウア王の作詞によるハワイ王国の国歌。ハワイ州の紋章は中央のクレストをはさんで、右側にカメハメハ1世、左側に自由の女神、クレストの下にはシダとバナナ、タロイモの葉に囲まれたフェニックスがデザインされています。
ハワイの州花は黄色の「ハイビスカス」。この花の特長は、雌しべとと雄しべが合体しているところです。花を髪にさす時には、既婚者は左、未婚者は右です。ハワイの州木は「ククイ」。ククイは別名「ろうそくの木」。その昔ハワイアンはククイの実からオイルをとり灯りや薬として使っていたそうです。ハワイの州鳥は「ハワイアン・グース」。ガチョウの仲間です。
さらに、ハワイの海洋動物は「ザトウクジラ」です。ハワイの石は「黒サンゴ」です。真珠にも黒真珠があるようにサンゴにも黒があります。一見、オニキスに似ていますが、重さが違います。とても軽いので、ボリュームのあるネックレスでも肩凝り知らず?です。(笑い)
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ハワイの歴史をひもといてみると、無人島だったハワイ諸島にマルケサス諸島からポリネシア人がやってきたのが紀元500〜700年ころ。その後、紀元1100年頃にタヒチ人が大量移住してきます。それから数百年もの間、ハワイは数多くの首長による権力争いを繰り返しながら各地をそれぞれ分割して統治していました。1775年にハワイ島の王となったカメハメハが全島統一へのりだし、1810年にハワイ王朝が誕生しました。
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英国の探検家ジェームズ・クックが上陸したのが1778年。西欧の文化に大きく影響をうけながら、さまざまな民族と人種が入り交じった独自の文化を築いていきます。サトウキビや白檀の輸出などで産業は発展しましたが、一方で西欧がもたらした疫病が蔓延するなど、しだいに衰退していきました。
1893年にクーデターがおき、ハワイ王朝最後の女王となるリリウオカラニはイオラニ宮殿に幽閉されます。その後1898年にアメリカに併合され、海外統治領としての時代を経て1959年にアメリカ合衆国50番目の州となりました。ちなみに写真は私が2001年に撮影しました。イオラニ宮殿の出入り口の門でみつけたハワイ王朝の紋章です。
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さて、火山活動によって生まれたハワイ諸島は、今のところ大きな8つの島と約130の小島や岩礁からなります。8島のなかで北に位置する「カウアイ島」はもっとも歴史が古く、カウアイ島の南西に「ニイハウ島」、つづいて「オアフ島」「モロカイ島」「 ラナイ島」「マウイ島」マウイ島の南西に「カホオラウェ島」、そして最後に誕生したのがもっとも東に位置する「ハワイ島」です。
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■カウアイ島
別名「ガーデン・アイランド」。島の花は「モキハナ」。島の色は「紫」です。島全体が緑と花におおわれた美しい島です。島のほぼ中央にそびえるのがワイアレアレ山です。ハワイを発見したキャプテン・クックが1778年上陸したのが島の西海岸にあるワイメアです。ディズニーアニメ「リロ・アンド・スティッチ」の舞台としても知られてます。ハリウッド映画「ジュラシックパーク」に登場した滝があるハナペペ渓谷を流れるハナペペ川流域、ハナレイは映画「南太平洋」のロケ地としても有名です。
■ニイハウ島
カウアイ島の南西27kmに浮かぶ小さな島です。島の花は「ププ」。島の色は「白」です。1864年にロビンソン一家がカメハメハ5世から買いとりました。ニイハウ島の海岸で拾った茶色やワインカラー、まだら模様の貝で作る首飾り「シェル・レイ」が有名です。
■オアフ島
ハワイといえばご存じ!オアフ島。州都のホノルル市があります。島の花は「イリマ」。島の色は「黄色」です。南部に位置するホノルルにはワイキキをはじめダイヤモンドヘッド、南東部にはハナウマ湾があります。有名ブランドがそろうアラモアナセンターではショッピングを思う存分楽しむことができます。北部にはサーファーの憧れの地ノース・ショア、東海岸にはポリネシアン文化会館などなど、見どころがたくさんある観光の中心地です。
■モロカイ島
別名「フレンドリー・アイランド」。島の花は「ククイ」。島の色は「茶」。かつてはパイバップルブームで活気がありましたが、まだまだ開発がすすんでいない素朴な島です。ゆっくりとした時間を過ごせる島として人気があります。カウナカカイではまるで西部劇のセットを思わせるノスタルジックな木造家屋を見ることができます。
■ラナイ島
別名「パイナップル・アイランド」。島の花は「カウナオア」。島の色は「オレンジ」です。広大なパイナップル畑が広がっていた島です。かつてパイナップルプランテーションの労働者のためにつくられたラナイ・シティには、ノーフォーク松の美しい並木道があります。こちらもまだまだ未開発の部分がほとんどで、ハワイの自然が残る島です。
■マウイ島
2つの島が火山活動の結果つながったマウイ島は「ひょうたん」に似た形をしています。島の花は「ロケラニ」。島の色は「ピンク」です。中西部に位置する港町ラハイナはカメハメハ大王の時代のハワイの首都でした。かつては捕鯨船の補給基地として賑わっていました。その当時の面影を残すノスタルジックな木造建築の街並みと、出産のために集まってくるクジラを見るホエール・ウォッチングが人気です。
■カホオラウェ島
マウイ島の南西11kmに浮かぶ島です。島の花は「ヒナヒナ」。島の色は「グレー」です。
■ハワイ島
別名「ビッグ・アイランド」。島の花は「オヒア・レフア」。島の色は「赤」です。ハワイ諸島のなかでもっとも大きな島です。中央の山2つを境にして気候がまったく異なり、雨が多い東側のヒロはマカデミアナッツ園が、雨が少ない西側のコナはコーヒー園があり、コナの名産コナコーヒーはハワイのおみやげとして人気があります。
北南東部にはハワイ火山国立公園があり、現在も溶岩を流出し続けるキラウエア火山があります。ハワイの伝説によるとキラウエアの噴火は女神ペレが姿を炎にかえたものだと信じられています。ちなみに島の花でもあるレフアは女神ペレが好んだ花として知られています。
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ハワイの文化や芸術にふれることができるのも魅力のひとつです。イベントが開催される日程にあわせてハワイを訪れてみるのも楽しいです。そしてハワイといえばやっぱり!ハワイアンキルト。ホノルル美術館、ビショップ・ミュージアム、ミッションハウス博物館、ドーターズオブハワイなど、アンティークのハワイアンキルトを展示している美術館や博物館をめぐってみるのもハワイならではの魅力のひとつです。ハワイアンキルトの作り方を習う体験教室なども開催されているので、お友達や家族と一緒に参加してみるのも素敵な想い出になりますネ。
2008年06月19日
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旅行・テーマパークにまつわるコラムです。
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