ピーシング・キルティング・アップリケにおすすめの針

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新しい針をみつけると必ず試してみます。メーカーによって微妙に違いがあります。その違いを発見するのも楽しいです。

No. 095 たかが針!されど針!

突然ですが、みなさまは今、どのような針をお使いになっていらっしゃいますか?ピーシング用、キルティング用、アップリケ用、しつけ用などなど、用途によってそれぞれ種類があります。というわけで、今回は道具針についてお話ししてみたいと思います。

たかされシリーズ第2弾たかが針!されど針!です。ちなみに第1弾は、1999年のAugusut 19にご紹介しました 「たかがフープ!されどフープ!」です。

前回、新作「オリエンタルなハワイアンキルト」を発表しましたが、ハワイアンキルトといえば、なんといってもアップリケとキルティングです。たてまつりがうまくいかない!キルティングが細かく縫えない!慣れるまでは仕方がないと思いつつも、自分の腕の未熟さを省みる前に、道具のせいにしてしまうのは、私だけではないと思います。(笑い)

まずは、アップリケです。これは断然アップリケ用の針を使うことをオススメします。ちなみに私は「コットンボールの針」を使っています。アップリケ用の針は、長く、しかも先が細くなっています。細い分、針穴も小さくなるので、糸を通しにくくなりますが、それでもやはり、アップリケ用の針を使います。試しにピーシング用に使っている針でアップリケを試みたところ、やはりうまくいきませんでした。

次に、キルティングです。針にもサイズがあって、メーカーによっては7号から12号くらいまで揃えてあるものがあります。数字が大きくなるにつれて針の長さが少しずつ短くなります。ピーシング用には長め、キルティング用には短めをオススメします。

実は、ハワイアンキルトを作りだしてから、針がすぐ曲がるようになってしまいました。どうしてだろう?と、初めは不思議でしかたがありませんでした。針は消耗品!と割り切ろうとしても、もったいないと思うあまり、多少、曲がってもそのまま使い続けたりもしました。でも、思ったところに針が出せるはずもなく、ストレスはたまる一方です。

直線や直線に近い部分をキルティングする時は、一度に3〜4針をすくって針を引き抜きますが、曲線の部分をキルティングする時は、せいぜい2針までです。でないと、なめらかな曲線を描くことができません。私の場合、ハワイアンキルトのキルティングは、曲線がほとんどです。無理矢理3針目を入れると、針が曲がってしまうことがわかりました。(笑い)

原因がわかってスッキリ!といきたいところでしたが、ひょっとしたら、針にも原因があるのカモ?と思いはじめます。キルトを始めてからずっと気に入って使っていた「ミルワードの針」でしたが、実はその針は10号サイズでした。そこで、さらに短い12号サイズを試してみようと思ったわけです。

早速、近所にある大型手芸店へ出かけてみることにしました。 今まで使ったことのないメーカーの中から、それぞれ一番短いサイズ「12号」を選びます。同じ12号でも各メーカごとに長さ、太さが微妙に違います。「相細という名前の針」をはじめ、ためしに、すべてを実験してみることにしました。

いざ使ってみると、なるほど!針の長さでこれほど違うものなのかと目からウロコでした。しかもメーカーによってそれぞれ、長さ、太さにくわえて、しなり具合、布の通り具合が微妙に違うことも分かりました。

たとえば、針が細ければ布の通りはよくなりますが、私は物足りなさを感じました。かといって、太ければやはり布の通りがきついです。しなり具合がよくても強度が気になります。そして、意外と忘れてしまいがちなのが、針穴の大きさです。

それぞれ一長一短です。まだまだ、どれにしようか決めかねていますが、さらにキルティングが大好き!になったのは言うまでもありません。う〜ん、たかが針!されど針!あなどれません。

2002年03月19日

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キルトカフェは2005年3月1日にオープンしました。