ピーシング・キルティングをする時に指を守るシンブルと指ぬき

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針と同様、新しいものをみつけると必ず試してみます。雑誌やTVで、誰かがこれがイイ!といったものは、すぐに買いに走ります。(笑い)

No. 123 シンブルと指ぬき

キルティングをする時になくてはならないのがシンブルです。みなさまはどのようなタイプのものをどの指にはめて使っていますか? シンブルの種類は形も素材も数多くあります。金属でできているものもあれば、皮でできているものなどなど、形もいろいろあります。 自分にあったシンブルをみつけるには、とにかくいろいろな種類のシンブルを試してみるにかぎります。

指サックの形をした金属製のシンブル」を2つ、右ききの人ならば針を押す右手の中指と針を受ける左手の中指にはめる方法が基本のようです。シンブルをかぶせた指の先で針を押したり受けたりします。私もそうでした。しかし、ハワイアンキルトを作るようになってから、キルティングの量も多いということもあって、右手の中指が痛くなるようになってしまいました。正確に言うと、指ではなく爪でした。私の中指の爪は指の先より長いのです。

綿をつめてみたり「ゴム製のシンブル」をはめてそのうえにシンブルをはめてみたりもしましたが、結果は同じでした。そこで指の先で受ける金属のシンブルをやめて、指の腹で受ける皮のシンブルに変えてみました。でもすぐに穴があいてしまってダメでした。針を受けるところに丸い形をした金属が埋め込んである「皮のシンブルの一部に金属がうめこまれたもの 」を試してみました。横で受けるサイド・コインシンブルも試してみましたが、結果はいまひとつでした。

再び金属のシンブルに変え、今度は、はめる指を変えてみました。針を受ける左手のシンブルを中指から人さし指に変えてみたところ、これが意外にもヒットでした。人さし指だけ、爪が短かったのが幸いしました。逆に人さし指だと力が入ってイイ感じです。

それならばと右手も中指から人さし指に変えてみました。でも針をつかむ時が問題でした。金属のシンブルをかぶせたまま針をつかむか、中指で針をつかむか・・・。でも痛いよりはマシということで、しばらくこの方法でキルティングをしていました。

爪が長い人のためのトータスシンブルというのが登場した時は、これでシンブルとの戦いも終わった!と思ったのは言うまでもありません。(笑い)さっそく試してみましたが、しかし、まもなく穴があいてしまいました。期待が大きかっただけにショックも大きかったです。

金属の丸い形をしたものを針を受ける場所に貼って使う「パッチタイプのシンブル」も試してみましたが、これもいまひとつでした。

キルティングが大好き!の私ですが、シンブルがあわないとさすがにストレスがたまります。いよいよここまでかと思った時に、裁縫箱の中にあったのが金属の指ぬきでした。ピーシングの時に使うリング型の「総目指ぬき」ですが、ハワイアンキルトでは出番がないので、すっかり忘れていました。

試しに中指ではなく人さし指にはめてみたところ、イイ感じで針を押すことができたのです。しかも指も爪も痛くない!のです。親指を添えると安定するので、針先を思ったところに落とすこともできるのです。

親指で針を押しながら手前から向こうへとキルティングをする人もいると、本で読んだことがあります。シンブルをはめてピーシングをしている人も見たことがあります。爪の長さや指の形は人それぞれちがいます。自分にあった方法をみつけることが、美しいキルティングへの近道であることはまちがいありません。

ということで、振り返ってみれば長い道のりでしたが、今は右手の人さし指に指ぬき、左手の人さし指に金属のシンブルという方法におちついています。シンブルと指ぬきの使い方に、こんな方法もあるということが、みなさまの参考になればうれしいです。

2005年06月29日

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キルトカフェは2005年3月1日にオープンしました。