▼キルト作りにかかせない生地・キルト芯とは?
生地選びはとても大切なオリジナリティのひとつです。意外な組み合わせも楽しいものです。自由な発想で布選びを楽しみましょう。
どうしても決まらない時は、まず基本となる色を決め、同系色で濃淡をそろえてみます。柄は無地に近い小さな柄、抽象的な大きな柄、無地をそろえてみます。はじめは柄に上下のないものがあつかいやすいと思います。
裏布もこだわりたいものです。バッキングともいいます。あまりうすくてやわらかいと、せっかくのキルティングの凹凸が表よりも裏のほうにでてしまいます。濃い色は表に色と柄がうつることがあるので気をつけましょう。ハワイアンキルトの裏布なら大胆で鮮やかな色の大柄が魅力のハワイアンプリントの布も素敵です。
長さは出来上がりのサイズより少なくとも10cmはプラスして、余裕をもたせて用意しましょう。
バイアステープもこだわりたいものです。バイアステープとは、キルトの縁をくるむ布のことです。ちなみにテープでまわりをくるむことをバインディングといいます。使用する布の中から一番めだつ色、濃い色を選ぶと全体がしまった印象になり効果的です。チェック柄やストライプ柄を使ってもおもしろいです。
新しい生地を購入したら、かならず水通しをしておきましょう。縮みや色落ちをふせぐためと、のりを落として縫いやすくするためです。脱水をする場合はくれぐれもしすぎないように気をつけましょう。しわがとれません。乾ききらないうちに、アイロンをかけて布地の目を整えておきましょう。
もちろん、必ずしも新しい布を購入する必要はありません。着なくなったコットンのシャツなど、現在あるものをリサイクルすることで、思い出ある作品が生まれたりします。とはいうもの、はさみを入れるのはなかなか勇気がいります。
キルトにしたい気持ちは同じでも、作品にして残せるか否かの差は大きいのです。
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