キルトカフェホームお茶にしませんか展示会リポート

No. 168 「暮らしの詩 第3回 日米フックド・ラグ展」を見て

みなさま、あけましておめでとうございます。お元気ですか?かなりご無沙汰してしまいました。2008年は振り返ってみるとあまりよく思いだせないほどあっという間にすぎてしまいました。2009年はもっとじっくり!一日一日を過ごしていきたいと思います。
さて、2009年1月6日(火)〜1月25日(日)まで、銀座ミキモト本店6階ミキモトホールにて「暮らしの詩 第3回日米フックド・ラグ展」が開催されてます。「ストライプ」をテーマに、日本の参加者29人とアメリカの参加者26人が出展。特別展示として19世紀に流行ったヴィクトリアン調のデザインモチーフのアンティークのフックド・ラグが6点。計61点が展示されてます。さっそく見てきましたので今回はそのリポートをおとどけしたいと思います。

ちなみにフックド・ラグとは、開拓時代の節約精神から生まれた19世紀のアメリカのフォークアートを代表する2大フォークアートのひとつです。穀物などが入っていた南京袋を土台にして、古着のウールを細く切ったものをかぎ針で引き上げ、ループ状にすきまなくビッシリと刺していきます。玄関やベッドの横に置く敷物として作られましたが、その後、壁を飾るアートとして人気があります。

午前11時すぎ、ミキモト本店の正面玄関から店内へ入りエレベーターで6階へ。会場は照明がおとされていて落ち着いた雰囲気でした。右手にアメリカの参加者の作品が展示され、左手に日本の参加者の作品が展示されていました。デザインは風景をはじめ、抽象的なものから花、愛犬、身近にあるものなど、さまざまです。

日米の作品を分けるように、会場の中央に展示されていたアンティークのフックド・ラグは、実際に使われてきたのでしょう。中央のあたりはすり切れてウールがはげ、芯地がのぞいているものもありました。敷物として作られたため、アンティークといわれるものはほとんど残っていないといわれている理由がわかるような気がしました。19世紀に流行ったというヴィクトリアン調のデザインはやはり、バラの花のモチーフが多いようです。

ループ状に刺していくウールの細い布の幅が細いほど、色合いもデザインも複雑に表現することができます。でもそうでない単純なデザインもあたたかみがあって素敵でした。作品を一点一点見ていくうちに、しだいに自分でも作りたくなってしまうのがフックド・ラグの魅力でもあります。


見ると思わず作ってみたい!衝動にかられるフックド・ラグ。ということで、私の手元にあるフックド・ラグの本と道具を紹介したいと思います。実は私、2001年に東京銀座で開催された「第1回日米フックド・ラグ展」を見ていたんです。当時はまだあまり知られていなかったフックド・ラグ。初めて見た時の感動はかなりのものでした。その時のレポート「No. 059「日米フックド・ラグ展」を見て」もあわせてご覧くださいませ。
こちらは、今回の展示会の主催者でもある小林恵さん著書の本「19世紀、節約精神から生まれたアメリカンフックド・ラグ」と今回の展示会のパンフレットです。今では絶版になっていて入手困難な本ですが、会場には数冊おいてありました。フックド・ラグの歴史はもちろん!作り方も写真入りで詳細に解説してあります。デザインのアイデアも載っているのでオリジナルなデザインで作りたい!人にはとても参考になる一冊です。
フックドラグのかぎ針ラップフープ
フックド・ラグを作る時にかかせない道具です。かぎ針2本と土台となるキャンパス布です。フープはキルトを作る時に愛用しているラップフープを利用します。あとはウールの布があればすぐに作ることができます。
こちらは、私が所有しているフックド・ラグの本です。このほかにもまだまだフックド・ラグの本があります。作り方をじっくりと見たい方は日本語の和書がおすすめ。個性ゆたかなデザインが楽しい!本場のフックド・ラグをはじめ、アンティークのフックド・ラグを見たい方はちょっとお値段が高めではありますが、洋書をおすすめします。【ライブラリーへどうぞ】で紹介してますので、こちらもぜひ、ご覧くださいませ。

この日はこのあと、東京国際キルトフェスティバルへ「はしご」しました。ミキモト本店をでて近くにある木村屋へ。栗とクリームチーズが入ったあんぱんをそれぞれひとつずつ買って、いざ!東京ドームへ。次回は「東京国際キルトフェスティバル〜布と針と糸の祭典2009」のリポートをおとどけします。お楽しみにどうぞ。

2009年01月19日

キルトカフェ 展示会のリポートです。
キルトカフェは2005年3月1日にオープンしました。