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No. 112 プルメリアのハワイアンキルト
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「プルメリアのハワイアンキルト」です。ちょうど今から一年前に出来上がりました。姪の誕生日のプレゼントとして作ったものです。サイズは210cm×180cmです。土台布は無地布の定番「エイティスクエアの無地布」
モチーフに使ったムラ染めは「」金亀のむら染めパレットのオレンジです。
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モチーフのパターンは、大好きなシャロン・バライのデザインです。ベッドカバーサイズのパターンが手に入らなかったので、ケイキサイズのパターンにボーダーをつけて、サイズを大きくしました。
ボーダーのデザインには、苦労しました。元のパターンから花の部分をひとつ切り抜いて、角度を変えたり向きを変えたりしながら並べてみては、ああでもない、こうでもないと悩みに悩みました。「紙を折って、デザインを書いて、切り抜いて、広げて」の作業を何度も繰り返しました。
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もう一枚、同じパターンを使って「プルメリアのハワイアンキルト」を作っています。こちらのサイズは150cm×100cmです。こちらもボーダーをつけてサイズを大きくしました。ボーダーのデザインは、手染めのようなグラデーションのムラ染めをいかすために、シンブルなデザインにしました。モチーフの部分のキルティングには「デュアルデューティの銀のラメ糸」を使っています。
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大きな作品を作りたいと思って作ったベッドカバーですが、サイズが大きいということは、それだけで大変なことでした。たとえば・・・
布を広げる場所がかろうじて確保できたのはよかったのですが、それこそ布を置くだけでいっぱい!でした。待ち針をうつのもしつけをするのも、布の上にのって作業をするハメになってしまいました。
切り抜いたモチーフを広げる時は、ゆがまないように細心の注意をはらわなければいけません。しかし、待ち針をうつ時に布の上にのらなくてはいけないというのは、かなりツライです。自分の体重で布がのびてしまわないか心配でした。(笑い)
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そして、キルティング。とにかくキルトが重い!のです。大きなサイズのキルトをキルティングする時には「スタンドフープ」を使用しますが、フープをはりかえるたびに「よっこらしょ!」の連発でした。
キルティングが大好きな私ですが、さすがにシンブルをはめた指が痛くなった時には、正直!こたえました。シンブルの中にコットンを入れてみたり、さまざまな形のシンブルを試してみたり、はめる指をかえてみたり、リング型の指ぬきをはめてみたり・・・。
びっくりしたのは、金属のシンブルに穴があいてしまったことです。「爪が長い人向きのシンブル」という「トータスシンブル」を試してみたのですが、まさか穴があいてしまうとは、ゆめゆめ思ってもみませんでした。しかも2つ。見事に、同じところにポッカリと穴があいてます。
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どうしても誕生日に間に合わせたい!という強い気持ちが、最後まで続いたのがよかったのだと思います。数々の困難をのりこえ、出来上がった時は達成感で胸がいっぱいになりました。
そろそろ、次の作品を作りたくなってきました。うれしいことに、作ってあげたい人がまだまだいます。(笑い)本人には「そのうち、作ってあげるから・・・。」と言っておいて、ひそかに準備をします。サプライズにするとなお、喜ばれることまちがいなし!です。
手縫いのキルトはやはり、ぬくもりがあります。愛情たっぷりのキルト。いつまでも大切にしてくれたらうれしいです。
「いかがでしょうか:ハワイアンキルトの作品集」では、私が作ったハワイアンキルトの作品を見ることができます。ぜひ、こちらもあわせてご覧くださいませ。
2005年03月09日
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ハワイアンキルトにまつわるコラムです。
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