キルトカフェホームお茶にしませんか展示会リポート

No. 014 展示会にいってみませんか?

夏から秋にかけて、キルトの展示会が各地でぞくぞくと開催されることと思います。手に触れてみるということはむずかしいかもしれませんが、実物を自分の目で確かめることができる絶好のチャンスです。日頃、本や雑誌、キルトクラブのホームページなどでご覧になっている方も、ぜひお見逃しのないように開催時期などを今からチェックしておきましょう。
私がぜひというか、なにがなんでも見に行こうと今からたのしみにしているのは、今のところ以下の2件です。

■「アロハ!マハロ!ハワイ展」
会期:1999年7月22日(木)〜8月4日(水)
時間:10:00〜19:00(最終日は17:00まで)
会場:新宿高島屋8階シーズン.now

題名のとおり、本場のハワイアンキルトを見る絶好のチャンスです。ハワイを代表するマイケル・ギランの作品を中心に見ることができます。ハワイアン・グッズの展示即売も同時に開催されるようです。キルトの展示会では、なかなかハワイアンキルトを見ることができません。今からとてもたのしみです。

■「キルトフェスティバルTOKYO’99」
会期:1999年9月8日(水)〜9月13日(月)
時間:10:00〜19:30(9月10日(金)は17:30まで、最終日は15:30まで)
会場:渋谷・東急本店7階特設会場

こちらはもうすでにご存じの方も多いかと思います。毎年開催されている大規模な展示会です。毎回、コンクールの入選作品から、海外からの作品も数多く展示されます。キルトの展示だけでなくレクチャーやワークショップなども同時に開催されます。もちろん、キルトショップでのお買い物もできます。まさしく「フェスティバル」の名前どおり、魅力がてんこもりです。

先日この「キルトフェスティバルTOKYO’99」のチケットが手元に届きました。ワクワクしながら見てみると、なんと今年はもうひとつ見どころがあります。「野原チャック・アンティーク・コレクション〜サーティーズ・キルト」です。チケットの写真もおそらくその中の1点だと思います。とにかく可愛い!こちらも今からたのしみです。


ここで、私流の「展示会の歩き方」をご紹介したいと思います。参考になるかどうかは別にして、ちょっとおつきあいしてください。

大きな展示会は、いつ見にいっても大勢の人でごったがえしています。私は身長165cmと高い方ですが、さらに5cmヒールの靴をはいて見にいきます。バッグもなるべく小さくまとめて、身軽な格好で見にいきます。

まずは窓口で入場料を払って、チケットを買います。そしてチケットを切ってもらい、いざ入場です。この時、チケットは必ずとっておきます。折れないようにすぐ手帳にはさんでバッグにしまいます。

会場に入ると、たいてい入り口にパンフレットが置いてあります。会場のレイアウトや作品の解説などが書いてありますので、必ず1部手にとります。

記帳ノートのようなものがあったら、必ず記帳します。名前・住所などを記入しておくと、お知らせや案内が届いたりします。必ずではありませんが、招待券や割引券が送られてくることもあります。

さて、大きな展示会場は美術館のように、順路が示してあります。どこに行っても不思議なことに、最初の作品の前には必ずといっていいほど、列がつらなっています。めげずにじりじり進んでいくと、やがて列もくずれて人もばらけてきます。

まず私は、遠くから作品全体を見ます。ゆっくり、じっくり、ひとつひとつていねいに見ていきます。気に入った作品があれば、すぐパンフレットに目をとおして解説を読みます。迷路のようになっていたり、こちら側、あちら側といった具合に展示してあることが多いので、結構、見逃してしまうことがありますので要注意です。

ひととおり見終わったところで、ちょっとひといきつきます。頭の中を整理しながら、印象に残った作品をまた見にいきます。どんなに混んでいても、1回見ただけで出てしまったことはまずありません。

今度は作品に近づいて、どんな生地が使われているのか、キルティングデザインやテクニックなどを穴があくほど見ます。作品の横にはたいてい、作品のタイトル、作った人の名前、作った時期、作った場所、ちょっとしたコメントなどが書かれたボードがあります。納得するまで作品を上から下まで、左から右まで、すみからすみまで見て、頭の中にやきつけます。

たまにですが、みずしらずの人から話しかけられることがあります。お互いに作品についての感想を話したりします。(ナンパではありませんよ。誤解のないよう一応、念のため。)

どうしても忘れられない作品に出会った時は、近づいたり離れたりを、気のすむまで何度も繰りかえします。このおかしな行動をしている人がいたら、その人は私かも?しれません。勇気のある方は、お声をかけてみてください。

満足したら、会場を出ます。タイミングよく、出口のところにはたいてい図録が置いてあります。一応、パラパラとめくってみますが、今までは「高いし重い」ということもあって、購入することはまれでした。しかし、このホームページをだしてからは、購入するようにしています。

最後にキルトショップをのぞいてみます。最初のころは、まっさきに生地をチェックしていましたが、最近は、シンプルとかめずらしい小物などをさがします。そして、会場をあとにします。

以上、私流の「展示会の歩き方」をご紹介しました。展示会を見てきましたら、その様子をご報告したいと思っています。

1999年07月19日

キルトカフェ 展示会のリポートです。
キルトカフェは2005年3月1日にオープンしました。