ここで、私流の「展示会の歩き方」をご紹介したいと思います。参考になるかどうかは別にして、ちょっとおつきあいしてください。
大きな展示会は、いつ見にいっても大勢の人でごったがえしています。私は身長165cmと高い方ですが、さらに5cmヒールの靴をはいて見にいきます。バッグもなるべく小さくまとめて、身軽な格好で見にいきます。
まずは窓口で入場料を払って、チケットを買います。そしてチケットを切ってもらい、いざ入場です。この時、チケットは必ずとっておきます。折れないようにすぐ手帳にはさんでバッグにしまいます。
会場に入ると、たいてい入り口にパンフレットが置いてあります。会場のレイアウトや作品の解説などが書いてありますので、必ず1部手にとります。
記帳ノートのようなものがあったら、必ず記帳します。名前・住所などを記入しておくと、お知らせや案内が届いたりします。必ずではありませんが、招待券や割引券が送られてくることもあります。
さて、大きな展示会場は美術館のように、順路が示してあります。どこに行っても不思議なことに、最初の作品の前には必ずといっていいほど、列がつらなっています。めげずにじりじり進んでいくと、やがて列もくずれて人もばらけてきます。
まず私は、遠くから作品全体を見ます。ゆっくり、じっくり、ひとつひとつていねいに見ていきます。気に入った作品があれば、すぐパンフレットに目をとおして解説を読みます。迷路のようになっていたり、こちら側、あちら側といった具合に展示してあることが多いので、結構、見逃してしまうことがありますので要注意です。
ひととおり見終わったところで、ちょっとひといきつきます。頭の中を整理しながら、印象に残った作品をまた見にいきます。どんなに混んでいても、1回見ただけで出てしまったことはまずありません。
今度は作品に近づいて、どんな生地が使われているのか、キルティングデザインやテクニックなどを穴があくほど見ます。作品の横にはたいてい、作品のタイトル、作った人の名前、作った時期、作った場所、ちょっとしたコメントなどが書かれたボードがあります。納得するまで作品を上から下まで、左から右まで、すみからすみまで見て、頭の中にやきつけます。
たまにですが、みずしらずの人から話しかけられることがあります。お互いに作品についての感想を話したりします。(ナンパではありませんよ。誤解のないよう一応、念のため。)
どうしても忘れられない作品に出会った時は、近づいたり離れたりを、気のすむまで何度も繰りかえします。このおかしな行動をしている人がいたら、その人は私かも?しれません。勇気のある方は、お声をかけてみてください。
満足したら、会場を出ます。タイミングよく、出口のところにはたいてい図録が置いてあります。一応、パラパラとめくってみますが、今までは「高いし重い」ということもあって、購入することはまれでした。しかし、このホームページをだしてからは、購入するようにしています。
最後にキルトショップをのぞいてみます。最初のころは、まっさきに生地をチェックしていましたが、最近は、シンプルとかめずらしい小物などをさがします。そして、会場をあとにします。
以上、私流の「展示会の歩き方」をご紹介しました。展示会を見てきましたら、その様子をご報告したいと思っています。
1999年07月19日
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